縦糸企画

第5回交流会開催報告(2019/6/22)

関東一泉同窓会の「縦糸企画」(先輩と後輩の絆を深める企画)の「関東一泉同窓会・第5回交流会」が、令和元年6月22日午後3時よりアットビジネスセンター東京駅において開催された。講演は、30期の米村和弘氏(元三井住友銀行営業部長・現且コ町クリエイト営業部長)による「相続への備え」と、41期の中川千英子さん(脚本家)による「大切な人へ残す、伝える文章のコツ」であり、参加者は約50名だった。

 

まず30期の米村氏からは、「相続への備え」という事で、詳細な資料を基に、

初級編 相続税の基本として税金計算の基本

中級編 4つの相続税対策 @納税対策、A分割対策、B移転対策、C評価対策

上級編 @賃貸物件の贈与、A賃貸物件の建築・建て替え・一部売却、B家族信託、C土地信託、

という盛りだくさんな内容を、ユーモアを交えて分かりやすく説明してもらった。参加者の皆さんは、楽しい説明を聞くと同時に、大事なポイントは資料にメモする等、誰もが経験する相続の備えについて真剣に学んでいた。

 

次に41期の中川さんからは、脚本家として「大切な人へ残す、伝える文章のコツ」というテーマで講演してもらった。中川さんの主な作品にはTBSドラマ「ホテルコンシェルジュ」、映画「きょうのキラ君」「10万分の1」、NHKの朝ドラ「マッサン」「べっぴんさん」のノベライズ本などがある。中川さんは、心を動かす文章のコツとして、@音読しよう、Aボールの緩急を使い分けようという事を具体的に話し、特にB絶対に感動させたいあなたのための秘密テクニックについては、ハリウッド式3幕構成という事を、あの名作の「ローマの休日」を例にとって説明し、参加者は名場面を思い浮かべながら、そういう事だったのかと感心しきりだった。

 

その後、場所を移動して懇親会を開催し、事務局長の30期田中巧君の名司会のもとで、お酒を酌み交わしながら盛り上がり、先輩と後輩の絆を更に深くした1日だった。

 

第4回交流会開催報告(2018/12/8)

関東一泉同窓会の縦糸企画・第4回交流会が、平成30年12月8日午後5時より、中央銀座通りLEN サブホールにおいて開催された。今回のテーマは、「目の健康について」で、講師は当会の現役眼科医の李俊哉院長(日本橋にある「り・としや眼科クリニック」、泉丘30期)でした。

冒頭北川会長から、李院長が急遽高知にある分院に行かなければならなくなり、本日は事前に撮影されたビデオでの講演となることの説明があった(事前のビデオ撮影は、ビデオ制作の仕事をしている泉丘30期の田中般君が担当した)。


李院長からは、分かりやすいパワーポイントによる資料や画像で、

  • 眼は全身の鏡・心の窓
  • 40歳からが節目
  • 眼は脳の一部
  • 視力と視野
  • 視野異常、屈折異常、角膜疾患
  • 白内障と手術について
  • 加齢黄斑変性について
  • 緑内障の視野と眼底
など、日頃なかなか専門の眼科医に時間をかけて聞けないような話をじっくりと聞くことができた。 また事前に会員から質問を受け付けており、誰もが罹患する可能性のある白内障の最新の手術方法や費用について質問があり、李院長からは丁寧な回答がなされ、麻酔により手術はほとんど痛くないという説明に、出席した33名の会員は皆一様に安心した様子であった。

講演会終了後は、同じ会場で懇親会が行われ、金沢から参加された泉丘22期の諸野先輩から泉丘高校の「社会人と語る会」への協力依頼があり、マジシャン小梅さんによるマジックショーでは、目の前で誰もが驚くマジックの数々が披露され、拍手喝采だった。最後に泉丘11期の徳田先輩による締めの挨拶が行われ、今回も先輩と後輩の絆を強くした1日だった。

関東一泉同窓会 第4回交流会(健康企画第2弾) 開催のご案内

関東一泉同窓会
会長 北川 秀二

I. はじめに

関東一泉同窓会の会員の皆様におかれましては、時下益々ご清祥の段、お慶び申し上げます。

さて今回の交流会は、健康企画第2弾で、現役の眼科医から目の健康の話をしてもらいます。講師は、「り・としや眼科クリニック」李俊哉院長(泉丘30期)です。白内障や緑内障といった誰でも罹る可能性のある病気から、目でわかる体の健康の話など、普段は聞けない目の健康に関する講演を予定していますので、どうか奮ってご参加ください。

また後半は、ちょうど12月ですので、大忘年会と称してマジシャン小梅さんによるマジックショーを見ながら、楽しく1年を振り返り、先輩と後輩の絆を深めたいと思います。今回は、会場の関係で先着50名とさせていただきますので、早めにお申し込みください。では宜しくお願いします。

 

II. 実施概要

  1. 内容:
    • 前半 講演会「目の健康について」 講演者 眼科医 李俊哉氏(泉丘30期)
    • 後半 忘年会(マジシャン小梅さんによる楽しいマジックショーあり)

  2. 日時:
    平成30年12月8日(土) 17:00〜20:30 (受付開始16:40〜)

  3. 会場:
    中央銀座通りLEN 〜サブホール〜
    中央区銀座2-7-18 銀座貿易ビル6階
    地下鉄有楽町線 銀座一丁目駅 9番出口(地下から直結) 徒歩1分
    [電話] 03-6427-5800
    ホームページ→ https://www.kasikiri-party.com/space/?id=1449478012-940841&area_sa=23

 

III. 申込方法等

(1) 会費:

  • 6,000円(飲み放題付きの着席パーティープラン)

 

(2) 申込方法:

ご出席いただける方は、関東一泉同窓会事務局のアドレスに以下を明記して11月20日(火)までにメールにてお知らせください。

  1. お名前
  2. 参加人数
  3. ご使用のメールアドレス
  4. (質問のある方は)質問の内容

関東一泉同窓会事務局 e-Mail: kanto.issen.bureau@gmail.com

ご不明の点がありましたら、上記メールにお問い合わせください。

第3回交流会開催報告(2018/5/12)

関東一泉同窓会の「縦糸企画」(先輩と後輩の絆を深める企画)の「関東一泉同窓会・第3回交流会」が、平成30年5月12日午後2時30分より、イオンコンパス 東京八重洲会議室で開催された。今回のテーマは「癌と認知症の最新情報〜予防と治療の現状」とし、現役の会員医師2名が講演した。

第一部は「癌の予防と最新の治療方法」について、静岡がんセンター  坂東 悦郎 医長(泉丘37期)が講演し、休憩を挟み、第二部は「認知症 〜なる前にすること、なった後にすること〜」について 吉野内科クリニック 吉野 正俊 院長(泉丘30期)が講演した。興味深いテーマに加え、お二人とも最新の状況をスライド資料(時には手術映像も)を交え、大変わかりやすく講演され、参加者は興味深いお話に引き込まれた。


<癌の予防と最新の治療方法>

坂東医長は静岡がんセンターの主任執刀医として患者と対峙する一方、自身の研鑽のため米国クリーブランドクリニックにて全米がん協会の高精度医療最高責任者Kattan博士に師事する等精力的に活動されている。講演の要点は以下の通りである。

  • 癌にかからないための一次予防が重要だが、もしかかったとしても早期発見・二次予防により治りやすくなる(治る事が可能)。
  • 手術の技術革新は日進月歩。開腹手術→腹腔鏡手術→ロボット手術(今年度から保険適用とのこと)に移行しつつある。
  • 目指すは高精度治療、高精度治療とは@癌を上手に治す、A患者家族を徹底支援する、B成長と進化を継続すること。


<認知症 〜なる前にすること、なった後にすること〜>

吉野院長は板橋区の認知症サポート医として200超の臨床事例を有する。講演の要点は以下の通りである。

  • 認知症は脳の器質的な疾患によって起こる。
  • 早期発見・早期対応により、可逆性の疾患の治療ができる。アルツハイマー病など治癒が望めない疾患であっても、症状(特に行動・心理症状)を緩和し、本人の苦痛や家族の介護負担を軽減することが期待できる。
  • 認知症の人が住み慣れた地域で安心して暮らすためには、本人と介護者を地域全体で支えていく必要がある。


お二人の素晴らしい講演に対して、約55名の参加者からは惜しみない拍手が送られた。なお、講演会後に会場を移し懇親会を開催した。お酒を酌み交わしながら、両先生へ質問したり、先輩と後輩の絆を更に深くし、さらに有意義な時間を過ごした。(中嶋記)

第2回交流会開催報告(2017/11/25)

関東一泉同窓会の「縦糸企画」(先輩と後輩の絆を深める企画)の「関東一泉同窓会・第2回交流会」が、平成29年11月25日午後3時よりTKP市ヶ谷カンファレンスセンターで開催された。講演者は、一中50期の堀吉彦先輩で講演テーマは、「一中の思い出、海軍兵学校、流通業界、そして人生の教訓について」、司会は、山本慎一郎副会長(泉丘30期)が担当した。
 

堀先輩は、大正15年生まれの91歳ですが、年齢を感じさせない力強い話し方で、参加者も興味深いお話に引き込まれていました。

  • 金沢一中は、当時1学年200人で、海軍式に成績順に机を並べた伝統校だった。5年生の時は蹴球部に所属した。
  • 海軍兵学校では、井上校長から海軍の伝統精神を学んだ。
  • 終戦後、独立し、流通業界に入り、西武百貨店社長の堤清二氏やダイエーの中内氏と交流を深めた。
  • 伊藤忠副社長で元大本営作成参謀の瀬島龍三氏とも縁があり、同氏は山崎豊子の不毛地帯のモデルともなった人だった。
  • 日野原重明氏とも交流し、同氏の提唱する新老人の会に参加した。
  • 流通業界にいて、最後に消費者のために努力する事が大切だと感じた。
  • やって良い事、悪い事の区別をつける事。やっている事が正しいという信念をもってやる事。


 一中50期堀先輩による素晴らしい講演に対して、参加した約40名の後輩からは惜しみない拍手が送られました。

なお参加者は、講演会後の懇親会にもそのまま参加し、お酒を酌み交わしながら、普段では聞けないお話も伺うことができ、先輩と後輩の絆を更に深くした1日でした。

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